ワイドバンド無線機テスタR&S CMW500に新機能および新オプション追加
~より実環境に近い試験を可能に!~
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:笠井伸啓)は、2010年6月1日より、ワイドバンド無線機テスタR&S CMW500に複数の機能とオプションを追加することを発表いたします。今回発表される新機能は、ベーシック・パワー・コントロールと、バンド内ハンドオーバー機能です。新オプションは、アドバンスト・シグナリング・オプション(R&S CMW-KS510)および、テスト用USIMカード(R&S CMW-Z03)となります。
2009年9月に既にリリース済みのLTE-FDD用シグナリング(呼接続)機能に、今回リリースした新たな機能およびオプションが加わることにより、これまで以上に実環境に近いLTEの端末試験が可能になります。
2010年後半に商用サービスが予定されている次世代携帯電話方式LTE(Long Term Evolution)の端末実用化は、開発フェーズから生産フェーズへ移行しつつあります。端末の開発および生産における動作確認、評価試験では3GPP TS36.521に準拠したシグナリング(呼接続)が必須になります。ローデ・シュワルツ・ジャパンは、2009年9月に、2009年3月版3GPP規格をベースとしたLTE-FDD用シグナリング(呼接続)用オプションのリリースを行っています。今回発表される新機能および新オプションを一緒にご使用頂くことにより、さらに評価、試験が便利になります。
・より実環境に近い試験機能の追加
今回追加されるベーシック・パワー・コントロールをシグナリング機能と共にご使用頂くことで、呼接続状態でも端末の出力パワーが試験用擬似基地局(R&S CMW500)との間で設定可能となります。これまで、出力パワーの設定は呼接続処理と同時にのみ可能でしたが、本機能をサポートすることにより、通話状態に移行した後でも端末の送信パワーを上げる、下げるという処理が可能となります。同じく機能追加されるバンド内ハンドオーバー機能を用いることで、より複雑な呼接続シミュレーション試験が可能となります。
・シグナリングを拡張する新オプション R&S CMW-KS510
今回新たに追加されるアドバンスト・シグナリング・オプションR&S CMW-KS510では、これまで用いられてきた試験用信号を拡張しております。試験用信号パターンとして用意されているRMC(Reference Measurement Channel)信号だけでなく、ユーザが独自にリソース・ブロックを編集、設定できる自由度を持たせました。新オプションR&S CMW-KS510にはその他に端末の受信感度試験のためのノイズ付加機能が盛り込まれています。本ノイズ付加機能は本体内にAWGN(Average White Gaussian Noise)発生器を内蔵し、R&S CMW500単体でダウンリンクのC/N値を設定可能です。
・LTE用テストUSIMカード R&S CMW-Z03
加えて、LTE用テストUSIMカード(R&S CMW-Z03)の追加により、ローデ・シュワルツから2G、3Gだけでなく、LTE用のテストUSIMカードも提供可能となります。
ローデ・シュワルツは、ワイドバンド無線機テスタR&S CMW500を2G/3GからLTEに至るまで対応可能な共通プラットフォームと位置づけております。R&S CMW500をご利用頂くことで、開発、生産、端末事前認証までの一貫した端末試験ソリューションをご提供していきます。
ローデ・シュワルツについて
Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、エレクトロニクス分野に特化し、電子計測、放送、無線監視、特殊業務用無線において世界をリードしています。75年前に設立され、世界70カ国以上に拠点を持ち、約7,400人の従業員を擁しています。グループの年間売上(会計年度2008/2009)は、12億ユーロに上ります。