40MHzの広帯域幅、1000スイープ/秒の高速測定を提供する次世代のシグナル・アナライザR&S FSVを発売

東京, 2008年7月24日

ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:吉村昭彦)は7月25日より、新開発のプラットフォームの上に広帯域、超高速測定と優れた操作性を実現した新シグナル・アナライザ<※1>R&S FSVを発売します。
 
WiMAX<※2>、LTE<※3>、無線LANなど最新の無線通信では、高速データ通信を実現するために広帯域のデジタル変調技術が使われています。WiMAX規格で規定されている最大の帯域幅は28MHz、LTEでは20MHz、WLAN802.11n<※4>では40MHzです。広帯域デジタル変調信号の測定には、従来機による測定速度ではこれから構築する生産ラインの要求に合わなくなってきました。このため、ローデ・シュワルツではR&S FSVを開発し、価格帯ではミドル・レンジ・クラスながら40MHzの最大測定帯域幅と同時にリモート・コントロールで1000スイープ/秒の高速測定を実現しました。オプションとして、WCDMAからWiMAX、LTE、そしてWLAN802.11nを含む無線LANまで最新の無線通信規格信号の変調解析機能を提供します。また、周波数範囲7GHzまでレベル測定確度0.4dBと高確度測定を可能にしています。このため、WiMAXやLTEの基地局設備・端末機やその部品等の製造ライン用測定器として最適なだけでなく、開発にも利用することができます。

R&S FSVは当社では初めてタッチスクリーンを採用しています。ワンプッシュでオンスクリーン・キーボードが開き、マウスやキーボードを接続することなく画面上で操作することが可能です。測定器上のソフトキーとホットキーとの組み合わせにより、操作性を格段に向上させています。

【シグナル・アナライザR&S FSVの主な特長】
■周波数範囲: 9kHz~3.6GHz /7GHz(R&S FSV3/7) 
       (オプションにより下限周波数20Hzまで拡張可能)
■測定帯域幅:最大40MHz
■測定スピード: 1000スイープ/秒(リモート・コントロール)
         500スイープ/秒(マニュアル)
■レベル測定確度:0.4dB(~7GHz)
■変調解析:WCDMA/HSPA、LTE、WiMAX、WLAN、アナログ変調
■パワー・センサ接続によるパワー測定機能
■ほぼ全てのオプションが現場で容易に追加、アップグレード可能
■位相雑音:-106dBc/Hz(10kHzオフセットにて)
■広ダイナミック・レンジ:TOI +15dBm、平均表示雑音レベル -155dBm/Hz
■取り外し可能なハードディスク
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※1 シグナル・アナライザ: デジタル変調信号の解析に適したアナライザ。デジタル変調では振幅・位相の両方が変調される。この振幅・位相を同時に高速で解析できるよう設計された測定器。
※2 WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access。広域かつ高速の無線データ通信を可能にする無線アクセス規格。
※3 LTE:Long Term Evolution. 第3世代携帯電話規格を発展させたシステム。3.9GやSuper3Gとも呼ばれる。
※4 WLAN 802.11n:IEEE 802.11a/gを発展させた無線LAN規格IEEE802.11n。

ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、エレクトロニクス分野に特化し、電子計測、放送、無線モニタリング、セキュアな無線通信において世界をリードしています。70年以上前に設立され、世界70カ国以上に拠点を持ち、約7200人の従業員を擁しています。グループの年商(会計年度2006/2007)は、14億ユーロに上ります。