HDMI CTS 2.0に対応するビデオ・テスタとネットワーク・アナライザ

 ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:笠井伸啓)は、2014年4 月11日より、弊社のビデオ・テスタR&S VTCと、ベクトル・ネットワーク・アナライザR&S ZNB20が、HDMI Licensing, LLC により、HDMI CTS 2.0(※1)(※2)のMOI(※3)機器リストに登録されたことをご報告いたします。これにより、本製品を使用して、4K対応のTVやアンプにおけるHDMI 2.0のロゴ認証試験を実施できるようになりました。

HDMI CTS 2.0 対応
今回ビデオ・テスタ R&S VTCで対応したのは、HDMI CTS 2.0の4K 60p 420フォーマット(※4)に関わるプロトコル試験ID:HF1-31、HF2-23、HF1-33、HF2-25、HF1-51、HF2-31。
ベクトル・ネットワーク・アナライザ R&S ZNB20で対応したのは、電気試験ID:HF1-9、HF2-4です。

プロトコル試験に対応するビデオ・テスタ R&S VTCは、従来の旧タイプのアナライザと一線を画す新しいデザインの測定器で、測定時間の大幅な短縮を実現しただけでなく、HDMI端子から直接AV品質を測定できるのが大きな特徴です。また、モジュール・デザインにより、HDMI、MHL(※5)、コンポジット・ビデオ信号などの測定をモジュールの追加で対応ができるため、TVやAVアンプのような多種のAVインタフェースを備える機器の試験に一台で臨めます。
HDMI 2.0のうち、カラー・フォーマットの拡張がなされた3 Gbps ~6 Gbpsのデータ・レート相当に対応する残りの試験項目についても、モジュールの追加で対応を予定しています。

電気試験に対応するベクトル・ネットワーク・アナライザ R&S ZNB20は、20 GHzまでの帯域を持ち、数十psといった高速な立ち上がりの信号であっても正確に測定することができます。クラス最高の測定パフォーマンスと測定スピードに加えて、日本語の操作メニューや測定ウィザードなども搭載しており、誰でも簡単な操作で高確度な測定を実現できます。

HDMI関連の各種製品とオプション

型番
R&S VTC
ビデオ・テスタ (最大8スロットの拡張モジュールユニット)
R&S VT-B360
HDMI TXモジュール(HDMI CTS1.4および2.0に対応)
R&S VT-B2361
HDMI RXモジュール(HDMI CTS1.4および2.0に対応)
R&S VT-K365
HDMI CTS シンクテストソフトウェアオプション
R&S VT-K2365
HDMI CTS ソーステストソフトウェアオプション
R&S ZNB20
ベクトル・ネットワーク・アナライザ
R&S ZNB-K2
タイムドメイン解析機能
R&S ZV-Z52
自動校正ユニット(4ポート、3.5 mm)
R&S ZV-Z193
フレキシブル・ケーブル(3.5 mm(オス)-3.5 mm(メス))

製品詳細はこちら

ビデオ・テスタ R&S VTC

ベクトル・ネットワーク・アナライザ R&S ZNB20

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

注釈
※1)HDMI:High-Definition Multimedia Interface
HDMIは家庭内のAV機器つなぐAVインタフェースとして、TMDS (Transition Minimized Differential Signaling) 技術をベースに開発された非圧縮AV信号伝送規格です。
映像や音声を伝送するだけでなく、TVのリモコンからブルーレイ・プレイヤを操作できるCECや、3Dに対応しています。HDMI 2.0では、帯域を大幅に拡張し、初めて4Kの60フレーム伝送を可能にしました。

※2)CTS:Compliance Test Specification
HDMI機器の相互接続性をテストするための試験規格です。
HDMIのAV信号を発生するブルーレイやセットトップボックスなどのソース機器、AV信号を受信するディスプレイのシンク機器及びAVアンプのようなリピーターに対して、プロトコル機能と電気的特性の評価を行うシナリオが用意されています。伝送ケーブルも試験の対象です。

※3)MOI:Method of Implementation
試験実施にあたっての、各測定器メーカーの必要な機器と、その試験方法が明示されています。
今回のHDMi2.0規格につきましては、HDMI機器、部品のサプライヤであるHDMIアダプタへ、規格に対応したテストIDと各メーカーの対応表が提供されます。この対応表を参照して、各測定器メーカーのWebサイトから試験方法(MOI)を入手することが可能です。

※4)4K 60p 420フォーマット
4K解像度で60Hzのフレーム・レートで、色の情報量をYUV4:2:0に減じ、データ・レートを3Gpbs相当に抑えているため、既存のHDMI 1.4機器へのハード的な負担が少ない映像伝送フォーマットです。

※5)MHL:Mobile High-Definition Link
MHLは移動体端末とホームディスプレイをつなぐAVインタフェースとして、TMDS (Transition Minimized Differential Signaling) 技術をベースに開発された非圧縮AV信号伝送規格です。
従来のHDMIに比べ、スマートホンとの接続性に重点をおいた仕様となっており、伝送線をHDMIの29本から5本に減らし、接続先のディスプレイ、ブルーレイやAVアンプから電源供給を受けられます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、無線通信の分野に特化し、電子計測、放送、安全な通信、無線監視と電波探知において世界をリードしています。80年前に設立され、世界70カ国以上に拠点を持ち、約9300人の従業員を擁しています。グループの年商(会計年度2012/2013)は、19億ユーロに上ります。