韓国の放送局が、ローデ・シュワルツの4K送信システムを採用

 韓国の民間放送局の一つであるSBSが、ローデ・シュワルツの4K送信システムを採用しました。SBSの目標は、2014年夏のFIFAワールドカップ、秋の仁川アジア大会を4Kで放送できるようにすることであり、ローデ・シュワルツは、この高解像度ビデオフォーマットを完全に伝送するために必要なすべての機器を提供しました。


今回、同社で採用されたローデ・シュワルツのシステムは、以下の機器で構成されています。

・DIワークステーション
R&S CLIPSTER
・AVヘッドエンド
R&S AVHE100
・水冷ハイパワー送信機
R&S THU9
・TV信号解析機
R&S ETL

DIワークステーション R&S CLIPSTERは、4Kカメラからの信号を収録、トランスコード、送出するためのマスタリング・ステーションです。R&S CLIPSTERから送出された4K非圧縮信号は、AVヘッドエンド R&S AVHE100に入力され、リアルタイムで4Kコンテンツを圧縮・多重処理します。このヘッドエンドは、HEVCを使って毎秒60フレームで4K/UHDのリアルタイム・エンコード処理を行い、放送TSへの多重化処理をした後、内部のゲートウェイにて、後段のDVB-T2地上波送信機のための同期調整を行います。水冷ハイパワー送信機 R&S THU9は、5kWの出力仕様で、DVB-T2に変調し、地上放送波を出力します。ソウルの南側に位置する冠岳山の送信所に設置され、5月に運転を開始しました。TV信号解析機 R&S ETL は、フィールド調査用として使用されています。

SBSはテレビ放送(1チャネル)とラジオ放送(2チャネル)だけでなく、6つのケーブルテレビ・チャネルを運営しています。同社の異なる送信サービスに対して、ローデ・シュワルツの送信システムは、容易に4Kのデータを統合し、完全なワークフローを実現できることが評価され採用にいたりました。マスタリング・ステーション、ヘッドエンド、送信機、TV信号解析機が2014年5月に設置され、6月の終わりには、完全な4Kのフローでイベントが放送されました。

ローデ・シュワルツは、4K放送を展開するために役立つ製品やソリューションをすべて揃えています。それに加え、ローデ・シュワルツの一員となったR&S DVSが、2005年よりデジタル・シネマ用4Kポストプロダクション機器を取り扱ってきた経験が、今日の4K放送の運用に生かされています。

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ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、無線通信の分野に特化し、電子計測、放送、安全な通信、無線監視と電波探知において世界をリードしています。80年前に設立され、世界70カ国以上に拠点を持ち、約9300人の従業員を擁しています。グループの年商(会計年度2012/2013)は、19億ユーロに上ります。