ハードウェア・トリガで効率的な解析を実現する

オシロスコープR&S RTO/RTEのCAN FD トリガ&デコード・オプション

 ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:Klaas Hoekstein)は、2015年1月9日からオシロスコープR&S RTO / RTE新オプションCAN FD トリガ&デコード・オプションR&S RTO-K9およびR&S RTE-K9の販売を開始します。

 自動車に要求されるさまざまな機能を搭載するために、車載LANにおいて伝送されるデータ量は今後さらに向上すると予想されています。中でもCAN Flexible Data (以下、CAN FD)は、従来のCANよりもデータ・フィールドを64バイト/フレームにまで拡張させる一方で、通信システムそのものはCANの物理層をそのまま使えるため、注目が集まっています。それに伴い、各社自動車マイコンメーカーからはCAN FDの対応品がリリースされ始めています。R&S RTO-K9およびR&S RTE-K9は、それら新しいマイコンに搭載されるCAN FDの解析を効率的に行うことのできるオプションとなっています。


ハードウェア・トリガ
R&S RTO-K9およびR&S RTE-K9は、CAN FDのトリガをハードウェアで処理します。ソフトウェアでトリガを行なうオシロスコープに比べて、エラー・フレームなどに確実にトリガをかけることができるため、作業時間を大幅に短縮することができます。コントロール・フィールドにおけるFDF (FD Format) やBRS (Bit Rate Switch) 、ESI (Error State Indicator) のそれぞれにトリガを設定できることも特長です。

最大15 Mbpsのデコード・スピード
CAN FDのデータ・フィールドを含む領域のビット・レートは、最大で15 Mbpsと規定されているため、データ・フィールドのデバッグに必要なデコードにもスピードが要求されます。R&S RTO-K9およびR&S RTE-K9のデコードのスピードは、最大15 Mbpsまで対応しています。したがって、将来的に15 Mbpsのデータ・ビット・レートを実現するマイコンがリリースされた際にも対応することができます。また、CAN-dbcファイルを読み込ませることもできるため、デコード結果も直感的に得ることが可能になります。

柔軟なサーチ機能
デバッグを行なう際には、デコードした結果を検証するために、さまざまな条件における所望のフレーム情報を取り出す必要があります。R&S RTO-K9およびR&S RTE-K9には柔軟なサーチ機能が搭載されており、諸条件におけるフレームの取り出しを容易に行うことができます。デコード結果はバイナリや10進数での表示にも対応しており、CAN FDの解析を効率的に進めることができます。

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ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、無線通信の分野に特化し、電子計測、放送、安全な通信、無線監視と電波探知において世界をリードしています。設立から81年、世界70カ国以上に拠点を持ち、約9800人の従業員を擁しています。グループの年商(会計年度2013/2014)は、約18億ユーロに上ります。